◆塹江敦哉「下半身の粘りを維持して来季は安定感を獲得せよ!」
<成績:52試合/3勝4敗/19H/49.2回/41奪三振/防御率4.17>

 リリーフ陣の中で、今季最も印象深い活躍をしたのが左腕・塹江敦哉です。春先から調子が良いと言われ、初の開幕一軍を狙っている状況での開幕延期は落ち込む部分もあったかもしれませんが、しっかりと調子を維持して開幕一軍に選出されました。

 そこから少しずつ信頼を得て最終的にはセットアッパーの座を任されるまでになりました。当然シーズンの中で好不調はありましたが、大事な局面で投げた経験は間違いなく今後の糧になっていくはずです。

 後半戦は下半身の粘りが見られず上体に頼っている印象がありましたが、初めて一軍に帯同した選手であれば疲れるのも当然です。逆に今季後半戦で失速してしまった経験をしたのであれば、来季はそうならないためにどのようにするのかを考えるためにしっかりと逆算して来季を迎えてほしいですね。