◆九里亜蓮「今の投球を忘れなければ来季は15勝も」
<成績:20試合/8勝6敗/2完投1完封/130.2回/106奪三振/防御率2.96>

 プロ7年目を迎えた九里も森下と共に先発陣を牽引した投手です。前半戦はイマイチな投球が続きましたが、後半戦になり見違えるような投球を連発していました。

 彼の場合、とにかく気持ちが入りすぎて投げ急いだり、力んだりしてしまうのが課題だったのですが、9月28日のDeNA戦での完封をきっかけに大きく変わったような印象があります。今季は彼の持ち味である情熱的な投球に加えて、どこかで冷静さ伴っているような印象を受けました。

 今季初めて規定投球回に到達したことは九里の中で大きな自信となったはずです。これをきっかけに10勝、いや15勝できる投手へとなっていくことも十分考えられます。この感覚を忘れずに、来季は先発として開幕から安定した投球ができるように頑張ってほしいものです。