2020年度のカープファンクラブ特典である、スタジャン風オリジナルユニホームを身にまとう内藤選手。手にしているのはファンクラブ会員証と、広島移住を睨んでのカープICOCA。

プロレスを引退したら広島に移住!?

 広島の会場では差し入れでカープグッズをたくさんもらい、そして試合後にもカープ絡みのお約束があります。だいたい広島大会のあとは、知り合いの方が移動用に“カープタクシー”を用意してくれていたんです(笑)。広島の人なら知っていると思いますけど、車体の色やロゴがカープ仕様になっていて、車内の備品などもカープ一色のタクシーなんですよ。

 車内の天井にもカープの選手のサインがびっしりと書いてあって、そのなかで唯一、カープの選手以外のサインがあったんです。誰だか分かりますか? そう、内藤哲也ですよ(ニヤリ)。運転手さんに「書いてください」って言われたので、ありがたく書かせてもらいました(笑)。

 これはちょっと自慢みたいになってしまいますけど、タクシーの運転手さんにも顔が知られていたように、広島県での内藤哲也の知名度は高いと思います。人口の割合でいったら、東京よりも広島の方が知名度があるかもしれない(笑)。

 だから広島に行ったら、ちょっと勘違いしてしまいますね。オレ、スゲー有名人じゃん!って(笑)。本当に街を歩いていても声を掛けられることが多いし、そういうのも含めて、地元に帰って来たなっていう気持ちになります。

 いまはたまに行くだけですけど、将来的には広島に住んでみたい気持ちもあります。広島の街も好きだし、年に何回か巡業で行けるのも楽しみだし、なんといっても広島では地上波でカープの試合が見られて、カープの情報番組まである。これは天国ですよ(笑)。

 いつかプロレスを引退したら広島に住んで、マツダスタジアムの年間シートを買って行ける限りは球場に足を運んで、家でもカープの試合を見て、カープ漬けの日々を送ってみたいですね。ちなみにいまでも、現地で電車に乗るときは当たり前のように“カープICOCA”を使っていますよ。まっ、カープファンなら当たり前の話ですけどね(笑)。

 では、今回はこのあたりで失礼させていただきます。次の連載まで、トランキーロ…あっせんなよ!