プロ野球・広島東洋カープ、サッカーJ1・サンフレッチェ広島をはじめ、多数のスポーツチームが存在する広島県。

 広島アスリートマガジンの新連載「HIROSHIMA SPORTS NAVI」では、スポーツ王国と呼ばれる広島で活躍するスポーツチームから、選手自らがナビゲーターとなりチームや競技の魅力をたっぷり紹介する。

 第1回には、プロバスケットボールクラブ『広島ドラゴンフライズ』から朝山正悟選手が登場する。広島生活8年目を迎えた朝山選手が抱く、広島の街への思いとは。そして「実は憧れている」と語る、意外な“広島弁”とは……?(後編)

 前編はこちら。

「広島に来ていなかったら、ここまで現役を続けていたかどうか分からない」とも語った朝山選手。今年、41歳でのシーズンを迎える。

◆街と自然の絶妙な距離感。家族にとっても広島は第二のふるさと

 広島は、街と自然の距離感が絶妙に良いですよね。

 これまで色々な地域でプレーをしてきましたが、広島のように、街もあり、海もあり、山もあり……という環境は、あまりありませんでした。少し足を伸ばせば温泉もありますし、買い物に行くにも、自然を楽しみに行くにもちょうど良い距離感だと思います。

 この街は僕にとって『第二のふるさと』という気持ちですし、子どもたちにとっては『地元』です。長男も次男も、流暢な広島弁をしゃべっていますよ(笑)。

 実は僕には憧れている広島弁があるんです。

 いつもは恥ずかしくて言えないんですが、一度自分のことを「わし」と言ってみたいんです。 一人称が「わし」って、なんだかカッコよくないですか? 他にも覚えている広島弁はいくつかあるのですが、子どもたちの前で披露すると「なんかイントネーションが違う」と言われてしまうんですよね(笑)。

 広島には美味しいものがたくさんありますが、特に感動したのは『コウネ』です。これまでもお好み焼きや牡蠣は食べたことがありましたが、『コウネ』だけは、広島に来なければ食べる機会がなかったと思います。見た目よりもアッサリしていますし、甘みがあって本当に美味しい。『コウネ』に出会ってしばらくは、焼肉に行くたびに注文するほど、はまっていましたね(笑)。

《プロフィール》
朝山正悟◎あさやましょうご
1981年生、神奈川県出身
日立サンロッカーズ(現:サンロッカーズ渋谷)、オーエスジーフェニックス(現:三遠ネオフェニックス)などを経て2015年から広島ドラゴンフライズ。ポジションはSG/SF

《チームデータ》
【 広島ドラゴンフライズ 】
2013年創設のプロバスケットボールクラブ。ホームゲーム会場は広島サンプラザホール(広島市)。初代ヘッドコーチ(HC)に佐古賢一氏を迎え、全日本総合バスケットボール選手権大会では創設1年目にして準優勝を果たした。2020-21シーズンにB1昇格。クラブ名は宮島に生息する『みやじまトンボ』に由来し、厳島神社の大鳥居をイメージした朱色がクラブカラー。

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広島ドラゴンフライズは、広島県のスポーツコミッション『スポーツアクティベーションひろしま』(通称:SAH)が展開する、広島横断型スポーツ応援プロジェクト・Team WISHに参加中! SAHでは広島県のスポーツを幅広く取り上げたWEBマガジンも公開。
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