◆とある1日のメニューは……

 選手が使う部屋は全部で19部屋で1階に5部屋、2階に14部屋と分かれている。間取りは6畳一間でドアを開けると左右に押し入れがあり、畳の向こう側には約2畳ほどの広さにカーペットが引かれた板の間がある。部屋の割り当ては特に決まった規則があるわけではなく、寮の管理者が決めていたいう。そして俗にいう『出世部屋』もないとのこと。ただ、この部屋に入るためには一軍に登録されなければならず、全ての部屋が出世部屋ということもできる。また、病院などで縁起がよくないといわれる『4』や『9』などがついた部屋もない。

 その他にはトレーナー室・用具室・ユニフォーム室・客間などがある。ユニフォーム室は古いものや使わなくなったユニフォームを保管しておく部屋。そしてそのユニフォームはある程度の枚数がそろうとドミニカのカープアカデミーに送っていた。部屋とは少し違うが、2階の洗面所から外に出て階段を上がるとそこには約5メートル四方の屋上がある。昔はここに洗濯物を干していたが、乾燥機が導入されてからは屋上を使うことはなくなった。

 三篠寮で出されている食事は、月に一度栄養士から送られてくる、栄養バランスが考えられたメニューに基づいてつくられた。

 一日の摂取カロリーは約3,700キロカロリーと決められ(2004年の取材当時)、それを多くの品目から摂るようにされている。例えばとある日のメニューでは、朝食に桜えびと青海苔の卵焼き・味噌汁・他3品が出され、昼食は肉そば・巻寿司・デザート。夕食には揚げ豚の甘酢あんがらめ・魚の鍋照焼き・インゲン豆のスープ・他3品が出され、肉・魚・野菜から満遍なく栄養が摂れるメニューになっていた。

 食事時間は朝食が9時〜10時、昼食が12時〜13時とされ、夕食は、基本的に試合終了後2時間以内で試合がない日は18時〜19時の間とされていたという。

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