今季、育成から支配下登録をつかみ取ると、『気合と根性』で一軍に定着した名原典彦。全力プレーでカープファンを魅了した名原が語った、ターニングポイントになった瞬間をとは。(全3回/第2回)
◆新井監督は、人生を変えてくれた人
—今シーズン、名原選手にとっていろんなターニングポイントがあったと思います。そして「気合と根性」という言葉は名原選手の代名詞となりました。
「ターニングポイントは一軍に上がったことですね。初昇格の日、試合前に新井(貴浩)監督に挨拶をして『支配下になりました』と挨拶させていただきました。その時の会話の中で『気合と根性』という言葉が出て、それが最初でした。ただ、辻(大雅)がグローブにその言葉を刺繍していたので、僕がパクった感じになって申し訳ないな……と(苦笑)」
—その言葉は、名原選手にとってどういう言葉となっていますか。
「困ったら『気合と根性』と思ったり、いろいろな場面で支えになっています。逆にヒット打っている時は、『ヒットを打ったから今日はいいや』という気持ちは、僕の立場上考えることはありません。『まだまだ。ヒットを打ったからこそ気合と根性でやらないと!』という気持ちなったり、支えになっている言葉です」
—新井監督はどんな存在ですか?
「人生を変えてくれた方です。ドラフトの時や、今回支配下になった時は監督の推薦という形だったそうです。監督の一言で支配下になれて、『気合と根性』という言葉をかけていただいたことも考えると、僕にとっては恩師という表現よりもまた違う、違う意味合いでの恩師と言うか、僕の人生を変えてくれた方です。監督の一言がなければ、支配下にもなっていないですし、今年育成4年目で戦力外というのも可能性としてあったかもしれないと思います」

