5勝32敗と低迷するチームのテコ入れの一環として、広島ドラゴンフライズが新ヘッドコーチ招へいに踏み切った。新たに指揮を執ることになったのは、2018年にも広島を率いた尺野将太氏。ホームの広島グリーンアリーナで、東地区2位の強豪、千葉ジェッツを迎え撃った。

ホームゲームで29点を奪う活躍を見せたトーマス・ケネディ選手。

<1Q>
 広島は千葉のジョシュ・ダンカンに先制シュートを許し、さらに富樫勇樹、佐藤卓磨にスリーポイントシュートを決められるなど一気に主導権を握られる。追撃実らず、13-24で第1クォーターを終了。

<2Q>
 グレゴリー・エチェニケのゴール下の得点や、田中成也のスリーポイントシュートで良い流れをつかみかけるが、千葉のギャビン・エドワーズやセバスチャン・サイズのオフェンスリバウンドを抑えられず簡単に得点を与えてしまう。得点面で奮闘したものの、点差は広がり35-51で前半を終了。

<3Q>
 広島は朝山正悟、トーマス・ケネディのアウトサイド陣が得点するも、なかなか点差を縮めることができない。守備では富樫勇樹を中心とした千葉の攻めを止められず、60-82で第3クォーターを終了。

<4Q>
 ケネディのアウトサイドシュートなどで得点を重ねたものの、最後まで千葉の勢いを止められず88-110で試合終了。

 ジャマリ・トレイラーをケガで欠くなか終始、攻めの姿勢を見せた広島だが、東地区2位の千葉の壁は厚く新体制初戦を飾ることはできなかった。ケネディの29得点など好材料もあるだけに、なんとか残りの節で巻き返しを図りたいところだ。