開幕投手に指名されている大瀬良大地が、オープン戦で圧巻の投球を続けている。3度目の登板となった3月13日の日本ハム戦でも、5回を投げて1安打9奪三振無失点。ここまで実戦3試合に登板し12回連続無失点と、右肘の手術明けとは思えないような仕上がりを見せている。

オープン戦で抜群の安定感を見せている大瀬良大地投手。

 このまま順調に調整を進め3月26日の開幕戦のマウンドに立てば、『連続登板年数』という面で歴代エースの仲間入りを果たすことになる。過去にカープで“3年連続”で開幕投手を務めているのは外木場義郎(1975年~1977年)、佐々岡真司(2000年~2002年)、前田健太(2010年~2012年)の3投手。文字通り球界を代表する大エースたちだ。

 ちなみに開幕戦連続登板年数でトップに立つのは、球団創世期のエースである長谷川良平。1953年から1958年まで、6年連続で開幕戦のマウンドを託されている。

 2位につけるのはチームの低迷期に孤軍奮闘を続けた黒田博樹。2003年から2007年まで、5年連続でBクラスに沈むチームを支え続けた。