昨季、外野手としてレギュラーの座をつかんで138試合に出場し、後半戦からは1番打者として打線を牽引した西川龍馬。プロ5年目・25歳で迎える今季は、同学年の鈴木誠也と共に打線に欠かせない存在として、さらなる飛躍が期待される。“200安打”という大きな目標を掲げる、背番号63の決意に迫る。

昨シーズンは打線の火付け役としてチームを牽引した西川龍馬選手。

─16本塁打を記録されるなど、長打力も見せつけたシーズンとなりました。長打は意識する部分だったのですか?
 「それはシーズン途中くらいから意識していましたね。やっぱり長打が出ればチャンスも広がりますし、得点につながりやすいんで。なおかつ1番になってからは、長打が出れば、中軸にチャンスが回っていきやすくなりますからね。意識して長打を狙っていく打席もありました」


─1番になってからは先頭打者ホームランも多かったと思いますが、その点はいかがですか?
 「あれは気持ち良いもんですね。ちなみに7月最後の試合だけは狙っていました。月間での球団先頭打者本塁打記録があって、月の最後の試合だったので『狙ってみよう』と思って臨んだら、たまたま打てました。それ以外は特に狙ってはいませんけどね(笑)」


─1番打者は走塁面も大事になるポジションかと思います。そのあたりの意識はいかがでしたか?
 「あまり盗塁がうまくないんですよね(苦笑)。割とスタートは切ったと思いますけど、なかなか結果につながらなかったりしましたし。いつもスタートと中間走の難しさを感じていました」