入団1年目からレギュラーの座をつかんだ荒木隼人が、4バックでも安定感のあるディフェンスを見せている。ここでは相手FWの光を消す“鉄壁DF”の素顔に迫る。

かつて水本裕貴選手が背負った背番号『4』を継承した荒木隼人選手。

―サッカーを始めたキッカケは?

「始めたのは小1の冬です。友達がサッカーを始めて、それにつられるような形で友達と遊ぶような感覚で始めました。中2まではFWで、中3からCBにコンバートされました。始めたころはまだサッカーが一番、という感じではなくて、どちらかといえば野球やテニスの方が好きでした。テニスはまずアニメから入りました。『テニスの王子様』という漫画がすごく面白くて。それはもう終わったんですけど『新テニスの王子様』という連載が始まったので、それは今でもずっと買って読んでいます」

―いま興味を持っているものは何ですか?

「サッカー以外では、最近は勉強することが楽しいなと思っています。本を読んだりするのが好きなんですけど、今のうちから勉強しておいて、引退したあとにやりたいと思うことが見つかればいいなと思っています。本のジャンルはビジネスとかマーケティングに興味があるので、そういう本を最近はよく読んでいますね」

―自分自身をどのような性格だと思いますか?

「あまり周りの目は気にしないタイプの人間だと思います。人それぞれに意見があるのは仕方のないことですし、厳しい評価なども人それぞれだなと思っているので周りの声もあまり気になりません。仮に雑音があっても、自分がやりたいと思うことはやるタイプだと思いますね。ユースや大学でキャプテンをやっていたのが影響しているのかは分からないですけど、大学生のころは周りから『自分を持っているね』と言われたりしていました」

―広島の印象を聞かせてください。

「人が暖かいです。あとお好み焼きが美味しいですね。週1か週2ペースで食べています。地元の関西風より広島風の方が断然好きです(笑)。最近はうどん派で、トッピングは餅とチーズがお気に入りです。松本大弥が寮でずっと自分の部屋に来たりするので、オフの日もよく一緒に過ごしてお好み焼きを食べに行ったりもします。趣味ですか? いまは韓国ドラマにハマってます。『太陽の末裔』という超恋愛ドラマに(笑)。純愛のストーリーで、いつも心を癒されています。実践する機会はなかなかないんですけど、恋愛についてはそこで勉強しています(笑)」