3月21日、サンフレッチェ広島がアウェーで大分トリニータと対戦。今季、初めて先制点を許す形となったが、課題となっていた後半戦で複数得点を奪い逆転勝利を収めた。

プロ初ゴールを決めた鮎川峻選手。この日が誕生日の城福浩監督にとっては最高のプレゼントとなった。

 左サイドバックに茶島雄介を起用するなど前節から6人を入れ替えて臨んだ一戦は、前半からサンフレッチェが決定機をつくり出していく。後半に入ってもサンフレッチェが押し込んでいたが、大分にワンチャンスを決められ今季初めて先制点を奪われてしまう。

 だが、試合が進むにつれ前線からのプレスが効き始め、高い位置でボールを奪うシーンが増え始める。すると66分には茶島のクロスを青山敏弘が頭で合わせ同点に。その後も今津佑太の絶妙なスルーパスを川辺駿がゴールに流し込み逆転。ロスタイムには相手のパスミスを逃さず、鮎川峻のプロ初ゴールで勝利を確実なものとした。

 第5節まではセットプレーからの得点がメインだったが、大分戦では3点全てが流れの中からの得点となった。また昨季は一度もなかった逆転勝ちにも成功。サンフレッチェが最高の形で、今季初の連勝を飾ってみせた。

■試合結果
2021明治安田生命J1リーグ第6節/3月21日/昭和電工ドーム大分
〇(3勝3分)サンフレッチェ広島 3-1 大分トリニータ(1勝2分2敗)●

【スタメン】※フォーメーション/4-4-2
広島/GK・大迫敬介、DF・茶島雄介、荒木隼人、野上結貴、今津佑太、MF・エゼキエウ、青山敏弘、川辺駿、藤井智也、FW・浅野雄也、ドウグラス・ヴィエイラ