◆空き番号となった背番号7

 7番は2019年、MF野津田岳人に受け継がれた。2016年から3年間、3つのクラブへの期限付き移籍で経験を積んだ野津田は、以前から浩司にあこがれており、復帰に際して強化部に7番をつけたいと申し出ている。

 広島県出身で、サンフレッチェのアカデミー(下部組織)からトップチームに昇格した、左利きのアタッカー。和幸の8番を受け継いだMF川辺駿のように、先人との共通点も多く、後継者にふさわしい存在だった。

 ただ、残念ながら徐々に出場機会が減り、2021年はJ2のヴァンフォーレ甲府に期限付き移籍して、広島の7番は空き番号となった。次に7番をつけるのは、捲土重来を期して復帰する野津田なのか、それとも――。