◆こけら落としの試合は1993年3月5日

<公式戦>
 こけら落としの試合は1993年3月5日。福岡ダイエーホークス(現ソフトバンク)の二軍と、カープ二軍との間で練習試合が行われた。また、初の公式戦となるウエスタン・リーグ開幕戦の相手も福岡ダイエーだった。

 当時の二軍監督は、翌年から一軍監督を務めた三村敏之氏。カープの4番には金本知憲が座り、2打数2安打の活躍を見せた。

 記念すべき第1号ホームランは野村謙二郎、江藤智らと同期入団の千代丸亮彦。カープ打撃陣の活躍もあって、初の公式戦は8対7で勝利を収めた。ちなみに同じ4月2日には、福岡ドーム初の公式戦も行われている。

<大きさ>
 由宇練習場のメイングラウンドの大きさは両翼100メートル、センターは122メートルで東京ドームなみの規模を誇っている。ファールグラウンドも甲子園球場より広い。投球練習場も5プレートと施設も充実。由宇町は山口県だが、カープの本拠地である広島県内各市にまつわる樹木が多く植えられており、自然に囲まれた申し分のない環境が整っている。