◆プロ2年目の飛躍が目立つ近年のカープ

 一方で驚かされたのが行木の初登板だ。今季は春先から二軍を離れ、強化指定選手としてじっくりとプロに耐えうる体をつくるという方針が打ち出されていた。

 冒頭で触れた玉村も入団直後に強化指定選手に指名され、実戦登板を果たしたのはその年の11月。独立リーグ1年目に右肩を故障し、実戦登板を果たせなかった投手とは思えないほどのスピードデビュー(1回1安打無失点)である。

 アドゥワ誠、山口翔、遠藤淳志、田中法彦ら、かつて強化指定選手に指名された投手は、プロ2年目に飛躍する傾向がある。まずは体力強化、ケガの予防が最優先になるが、育成ドラフト1位の二俣翔一を含め2020年ドラフト組の今後には大いに注目したい。