◆初優勝時はベルトレスが主流

<ベルトレス>
 ユニホームの変遷はデザインにとどまらず、機能性の面でも1972年頃から徐々に変化を見せ始めた。今では上着はボタン式で、ウエストの調節はベルトというタイプが当たり前になっているが、カープ初優勝時の頃はプルオーバー(ボタンなし)のベルトレスのユニホームが主流だった。

 しかしこのユニホームは太めの選手には不評だった。お腹の大きい選手はウエストのゴムの部分がめくれ、どうしても不格好になってしまうためらしい。

<ネーム>
 背中に番号だけでなく英字で名前を付けるようになったのは1978年から。昭和40年代はセ・リーグでは阪神と大洋(現DeNA)のみ名前を入れていたが、選手の名前を覚えてもらうためのファンサービスの意味もあり、全球団に広まった。