4月10日、サンフレッチェ広島が今季2度目の連勝を目指して、ホームのエディオンスタジアム広島で湘南ベルマーレを迎え撃つ。

今やサンフレッチェの顔となった川辺駿選手。右は横浜FC戦で豪快なミドルシュートを決めた柴﨑晃誠選手。

 ともに中2日という強行日程での対戦となるなか、サンフレッチェは湘南戦の直後に中3日で名古屋グランパス戦を控えている(加えて、その4日後には川崎フロンターレ戦)。一方で湘南は中6日空けてのヴィッセル神戸戦だ。このあたりの日程のアヤが、どう試合に影響するのか。まずは当日のスタメン発表から注目である。

 サンフレッチェはここまでリーグ戦を8試合消化し、4勝4分の4位。いまだ無敗をキープしており、試合を重ねるごとに安定感も増してきた。

 ただ、あえて懸念材料を挙げるとすれば、日本代表に選出された佐々木翔が足の違和感を訴え前節では今季初のベンチ外に。佐々木と川辺駿を欠いた横浜F・マリノス戦(ルヴァン杯グループステージ)は0対5と大敗を喫しているだけに、佐々木の復調具合が気になるところではある。

 加えて湘南は1勝3分4敗の15位と低迷しているとはいえ、ここ4試合はセレッソ大阪、横浜F・マリノス、名古屋グランパスらを相手に1勝3分と、徐々に勝ち点を伸ばしている。順位だけでは推し量れないチームであることは間違いない。

 名古屋、川崎との連戦を控えるサンフレッチェにとって、湘南戦が前半戦のポイントとなるのは確実。ハマりつつある『4-1-2-3』のシステムで、今節も横浜FC戦を上回るようなアグレッシブな姿勢を貫きたい。