5月9日、ホームで連敗をストップさせた広島ドラゴンフライズが、再び広島サンプラザホールで信州ブレイブウォリアーズと対戦。2020-21シーズン最終戦で勝利を飾るべく、序盤から積極的な攻めを見せていった。

13得点、12リバウンドの活躍で、おりづる賞を獲得したチリジ・ネパウェ選手。

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 広島は序盤からトーマス・ケネディが確率よくアウトサイドからのシュートを決める。守備から流れをつくると、朝山正悟もレイアップシュートで得点。粘る信州を振り切り、僅差ながらリードを奪って第1クォーターを終了(16-15)。

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 大クォーターに入っても一進一退の攻防が続く。信州にスリーポイントシュートを許す場面も見られたが、チリジ・ネパウェのフリースローなどで加点し、39-38で前半を終了。

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 後半に入ると広島が一気にギアチェンジ。グレゴリー・エチェニケがインサイドで奮闘し、得点を重ねる。その後もネパウェのバスケットカウントなどでリードを大幅に広げ、66-48で第3クォーターを終了。

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 広島はターンオーバーから失点するが、ネパウェのオフェンスリバウンドからのゴール下シュートや田中成也のスリーポイントシュートで得点。守備からリズムをつくり信州の追い上げを許さない。その後も田渡のスリーポイントシュートやアイザイア・マーフィーのレイアップシュートなどで突き放し、84-69で試合を終えた。

 初のB1リーグは9勝46敗の成績で西地区最下位に終わったが、広島がホーム最終節で有終の美となる連勝を達成。来季もB1の舞台で戦うだけに、最終戦の良い流れを次期シーズンにつなげたい。