新型コロナウイルスの猛威が止まらない。広島県では5月16日から31日まで緊急事態宣言が発令され、直近ではカープの選手、スタッフからもPCR検査のすえ陽性判定者が続出する事態となっている。

ちょうど1年前の5月21日から練習見学を再開したカープ。

 1年前のカープといえば5月15日に広島県の緊急事態宣言が解除され、同21日からマツダスタジアムでの一軍のチーム練習を再開。抽選で選ばれた広島県内在住の最大125組500人を対象に、観客席での練習見学も開始した(初日には約350人が来場)。

 投手と野手が合同で練習するのは、4月7日以来、約1カ月半ぶり。翌22日には、3月25日のヤクルトとの練習試合以来となる実戦練習も取り入れられた。

 緊急事態宣言解除の流れを受け、5月25日の12球団代表者会議ではセ・パ両リーグの開幕日が「6月19日」と決定。120試合制ながら、無事にシーズンを完遂している。

 昨季とは大幅に状況が違うが、現時点では143試合制、オールスター・ゲーム開催、クライマックス・シリーズ開催などレギュレーションの変更はなし。ただ球界を取り巻く状況もひっ迫しつつあるだけに、今後の推移には注視が必要だ。