普段からプロレスでも、見ている人により良く見えるように修正することはあるので、そのあたりの意識はリレー映像でも同じですね。自分の中ではオーバーアクションでやったつもりでも、実際に球場で映像を見たらそうでもなかったりするので、「もう少しオーバーにやった方が良かったな」とか人知れず反省してます(笑)。でも、こうして何年も続けてリレー映像のオファーがあると、前回の反省を生かして修正ができるのでありがたいですね。

 あと、リレー映像以外でのカープとのつながりと言えば、オレのプロレスでの入場曲『STARDUST』(スターダスト)が、2018年からカープのチャンステーマに使われていますよね。正直、どういう理由で使われるようになったのかは聞いたことがないです。

 オレもむかし野球ゲームの中で応援歌をつくるのに、プロレスラーのテーマ曲を自作して使っていましたけど、こうしてプロレスラーになって、実際に自分のテーマ曲が球場で流れるとは思わなかったです。それだけ応援団の方にも、新日本プロレスの内藤哲也がカープを応援しているのが伝わっているんだなって思うと、素直にうれしいですね。

  オレの中で、あのチャンステーマが流れているときって、あんまり点が入らない印象があるんですけど、気のせいですかね? 自分の曲だから余計にチャンスを逸したときの印象が強くて、「来年からこの曲が使われなくなったらどうしよう?」って思ったりしますよ。だから自分の曲が使われているうれしさと共に、「なんとか点を取ってくれ!」っていう気持ちもあります(笑)。

 では、今回はこのあたりで失礼させていただきます。次の連載まで、トランキーロ…あっせんなよ!