二軍で結果を残し一軍に再昇格した宇草孔基選手。

カープの選手に密着し徹底取材をもとにお届けする、J SPORTSと広島アスリートマガジンの新企画『広島東洋カープ選手応援企画』。その記念すべき1人目に選ばせてもらったのはプロ2年目の宇草孔基選手。毎週の取材、毎月1回のロングインタビュー、そして、ファンの方の声も取り入れながら、企画を進めていきます。

 5回目のインタビューは一軍再昇格・即スタメンを果たした10月5日の試合翌日に実施。J SPORTSと広島アスリートマガジンが独自に入手した情報も絡ませながら、宇草選手の近況に迫っていきます。

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◆5月とは違った気持ちで一軍に合流

―10月5日、約3ヶ月ぶりに一軍昇格を果たされました。昇格はいつ決まったのでしょうか?

宇草:直前です。10月4日の練習が終わったタイミングで高(信二)二軍監督から伝えられました。

―昇格日となった10月5日の中日戦(バンテリンドーム)では「1番ライト」でスタメン出場を果たされました。

宇草:スタメンは当日、球場に着いてから言われました。

―尊敬する鈴木誠也選手に代わり、スタメン出場となりました。

宇草:誠也さんの代わりになんてなれる選手じゃないのは分かっているので、とにかく必死にやるだけでした。

―この企画で、二軍で調整している間にも鈴木選手からアドバイスがあったと言われていましたが、一軍昇格時、鈴木選手から何か言葉はかけられたのでしょうか?

宇草:いろいろ話をしていただきましたが、今はまだ秘密にしておきます。

―分かりました。シーズンオフのインタビューで再度同じ質問をさせていただくことにします。今回の一軍再昇格、5月中旬に今季初めて一軍に昇格した時と比べて、心境の変化はありましたか?

宇草:5月は怪我から実戦復帰したばかりでしたし、コロナの影響でチームがバタバタしている中、気付いたら自分も一軍に上がっていたという感じでした。それだけに、今回はまた違った気持ちで一軍に合流しました。

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◆効果的だった小松広報からの一言アドバイス

―以前、宇草選手と話した際、二軍の小松剛広報のアドバイスもあって、打撃の調子が上向いたと言われていました。その真意を教えてください。

宇草:9月7日のオリックス戦(由宇)で、中川颯投手から本塁打を打ったあとのことです。これまでだと、本塁打以降の打席は、良い感触が残っているだけに、良い打席が続くことが多いのですが、この時は、なかなかうまくいかなかったんです。なぜだろうと思っていた時、小松さんが「打席では何を考えてる?こういう風に考えれてみればいいんじゃないか」とアドバイスをしてくださいました。

―そのアドバイスで、打席での“意識”を変えれたということですね。

宇草:僕は意識も含めて打撃技術だと思っています。まだまだ未熟な部分はありますが。それが実践できるようになり、手応えを感じています。

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◆宇草孔基 プロフィール
1997年4月17日生。東京都出身。常総学院高では甲子園に出場し準々決勝に進出。高校時代はU-18代表に選出された経歴を持つ。高校卒業後は法政大学へ進学。4年生の春季にベストナインに輝くと日米大学野球選手権大会にも出場した。2019年ドラフト2位で広島東洋カープに入団。ルーキーイヤーの昨シーズンは、二軍で打率.281、62安打を記録。10月に一軍デビューすると、プロ初安打・初打点を記録し、13試合で11安打を放った。しかし10月の試合で右腓骨(ひこつ)を骨折し離脱。長いリハビリを経て、今年4月に実戦復帰。6月にはプロ初本塁打を放ち、交流戦では5盗塁を記録するなど、一軍で存在感をみせた。一度二軍に降格するも、10月5日に一軍再昇格を果たした。

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