今季、国内FA権を取得していたカープ堂林翔太(30)が、FA権を行使せずチームに残留することを発表した。

カープ残留を表明した堂林翔太。

 堂林はプロ12年目の30歳。2009年ドラフト2位でカープに入団。同期には今村猛(1位)らがいる。プロ3年目の2012年に一軍初出場を果たすと144試合にフル出場し、14本塁打を放ち、「広島のプリンス」と呼ばれるなどブレークした。

 しかし2014年以降は年々出場機会を減らし、苦しいシーズンが続いた。プロ11年目の昨季は8年ぶりに規定打席に到達するなど奮闘し、111試合に出場、112安打、打率.279、14本塁打、58打点とキャリアハイの数字を残した。

 期待されていた今季は、70試合に出場し、打率.190、0本塁打、5打点と結果を残せなかった。

 チーム残留を決めた背番号7の来季逆襲を期待したい。