セットプレーのキッカーを任されるなど、サンフレッチェの中盤のキーマンとして起用されている森島司選手。
攻撃に守備にとタフに走れ、ドリブルも切れるしFKの精度も抜群。突出したサッカーセンスを持つサンフレッチェの10番・森島司。笑顔の内側に熱い闘志を秘めた森島の知られざる素顔に迫った。(全4回のうち3回目)
◆満足のいくゴールでなければスッとしておくかもしれません
―話を変えて……森島選手の内面について教えてください。森島選手はいつもニコニコされていて、話を聞いていても、良い意味で緩い雰囲気を持っていると感じます。そんな森島選手が試合中に相手から激しいプレーを受け、感情があらわになることはあるのでしょうか?
「感情が表に出ることはそこまでありませんが、審判の判定に疑問を感じることはありますね……。激しいプレーを受けた際、相手のファールを取ってもらえたらイライラしませんが、明らかに違和感がある時はイライラすることも(苦笑)。とは言っても普段から怒ったりするようなタイプではありません。強いて言うと口が少し緩いかもしれません……(苦笑)」
―緩い? 口が軽いではなくて?
「例えばですけど、ほかのみんなが知らないことをついポロッと言ってしまうことが……決して悪気があるわけではないですし、言ってしまったあとに誤魔化すのも下手。本当に申し訳ないのですが、素で言ってしまうことがたまにあります(苦笑)」
―たしかに軽いというより、緩いという表現が合っているようにも感じます(笑)。性格は明るい方ですか?
「う〜んどうでしょうか……。仲が良い人とであればよく話しますが、たぶん人見知りの傾向が強いと思います」
―質問を通して森島選手の新たな一面を知ることができました(笑)。では最後に、読者の方へメッセージをお願いします。
「スタジアムに足を運んでみたい、サンフレッチェの試合を観に行きたいと思ってもらえるように、シーズン最後まで頑張りますので、応援よろしくお願いします」
―今季の残り試合で、(両手を広げて走る)ゴールパフォーマンスが見れることを楽しみにしています。
「それが……実はゴールパフォーマンスをするのはやめたんです……。チームメートにいじられるので(笑)。パフォーマンスはそのときの感情でやるようにします。うれしかったらやるし、満足のいくゴールでなければスッとしておくかもしれません」