◆2011年・交流戦12位(24試合6勝16敗2分)【打線が沈黙し4年ぶりの単独最下位】
11年は開幕ダッシュに成功したカープ。4月に単独首位、7年ぶりの貯金5といったワードが取り上げられるなど、明るい材料もある中で交流戦に突入した。
ところが鬼門はやはり鬼門だった。開幕早々に廣瀬純が右足の故障で離脱すると、大竹寛も右手小指骨折で登録を抹消。投手陣もさることながら打撃陣の不振は深刻で、6月3日のオリックス戦でストップするまで、50回無得点というリーグワースト記録をつくり出してしまった。
その3日後には12年ぶりの10連敗も記録。頼みの綱である前田健太、バリントンも交流戦に限っては共に1勝2敗と沈み、投打そろっての不振が順位の急降下を生み出してしまった。
勝率はわずか.273にとどまり、4年ぶりの単独最下位が決定。開幕ダッシュの勢いを持ってしても、交流戦の呪縛から逃れることはできなかった。