7月19日から日本で開催される、EAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会のサッカー日本代表メンバーが先日発表され、サンフレッチェ広島から初選出の2名を含む6選手が選出された。
ここでは、東アジアの頂点を目指す戦いに挑むサンフレ選手たちの中から、広島アスリートマガジンに掲載された、大迫敬介の過去の独占インタビューを再編集してお届けする。2021年当時、東京五輪を目前にした守護神が語った決意とは。
(取材は2021年5月)
EAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会 選出選手のコメントはこちら。
◆守りに対してよりシビアに。五輪招集を経てさらなる進化を誓う
―これまで年代別日本代表に選ばれ続け、2021年3月には、U-24日本代表に選出されました。
「五輪出場をずっと目標にしてきたので、そこに向けての活動に参加できるのは率直にうれしいです。自国開催というのも自分のサッカー人生の中で最後になると思いますし、その年代に自分がドンピシャで当てはまっているのは幸せなことだと思っています」
―周りの反応はどうですか?
「代表に選ばれるたびに、友達が連絡をくれたりします。地元の方々も応援してくださっているので、期待に応えたい気持ちは大きいです」
―サンフレッチェには、林卓人選手というベテランGKもいます。林選手は、大迫選手にとってどんな存在ですか?
「キャリアのある先輩がそばにいてくれるというのは、僕にとって良い影響しかありません。長く現役でプレーされ、さまざまな経験を積んだ先輩と一緒に練習ができるのは最高の環境です」
―林選手からアドバイスをもらうことはありますか?
「卓人さんは口数が多いというより、プレーで示してくれるタイプの人です。僕はその背中を見ながら、学ぶべきところはしっかりと学び、自分の武器にしていきたいと思っています。僕もチームや周りに良い影響を与えられる存在でいたいと思っているので、尊敬しています」
―そのほかにも目標にしている選手はいますか?
「卓人さん以外だと、浦和のGK・西川(周作)さんなど、目標にしている選手はたくさんいます。プレーヤーとしてはもちろん、内面も尊敬しています」
―得意なプレーはコーチング(味方に正確な指示を出すこと)ですね。
「はい、コーチングは得意だと思いますが、最近はいろいろとトライする中でストロングポイントが増えてきました。特に守備範囲の広さは、自分の武器というか、強みだと思っています。試合の中でどんどん生かしていきたいと思っています」