プロ野球・広島東洋カープ、サッカーJ1・サンフレッチェ広島をはじめ、多数のスポーツチームが存在する広島県。

 広島アスリートマガジンの連載「HIROSHIMA SPORTS NAVI」では、スポーツ王国と呼ばれる広島で活躍するスポーツチームから、選手自らがナビゲーターとなりチームや競技の魅力をたっぷり紹介する。

 連載第2回は、NTT西日本のシンボルチーム『NTT西日本ソフトテニス部』から、上松俊貴(うえまつ・としき)選手が登場。後編の今回は、岡山出身の上松選手が広島の印象、そしてプライベートの過ごし方をお届け。

三重県での強化合宿中、広島アスリートマガジンのインタビューに答える上松俊貴選手。

上松選手と広島を結んだ縁。カープ選手との意外なつながりも!

 広島にはこれまでも大会で何度か来たことがありました。僕は野球が好きなので、小さい頃はおじいちゃんと地元の岡山から車で旧広島市民球場まで野球観戦に行ったこともあります。

 実は、カープの九里亜蓮投手と薮田和樹投手は、高校の先輩にあたるんです。薮田さんが教育実習で高校に来られた時には、僕は指導を受ける側の生徒で「薮田先生」と呼んでいましたね(笑)。そうした縁もあって、広島は身近な場所だと思っていました。

 広島は、買い物ができる場所と落ち着いて過ごせる自然の環境とが両方あるので、すごく住みやすいです。僕はお好み焼きが好きなのですが、市内にはお気に入りのお店もあるんです。県外に住んでいたころから、広島で大会があるたびに足を運んでいました。広島に住むようになった今も、そのお店にはよく食べに行っています。

 普段は緊張感の中で練習しているので、オフにゆっくりくつろげるお店やカフェがたくさんある広島の環境はすごく良いなと思っています。

 最近では、徐々に有観客試合も増えてきました。観に来たことを後悔させないようなプレーをしていくので、ぜひ試合に足を運んでもらえるとうれしいです。応援してもらえている環境に感謝しながら、精一杯プレーをしていくので、これからも応援よろしくお願いします。

《プロフィール》
上松俊貴◎うえまつとしき/1998年生、岡山県出身
2018、2019年全日本選手権優勝。
2021年全日本ナショナルチーム選出。
岡山理大附高3年時のアジア選手権ではダブルスで金メダル獲得し、ソフトテニス界で日本人初の高校生金メダリストとなった。

《チームデータ》
【 NTT西日本ソフトテニス部 】
1957年創部、広島市を本拠地とするNTT西日本のシンボルスポーツチーム。
2017年にクラブチームから部に昇格した。クラブチーム時代の2006年には、第15回アジア競技大会(カタール・ドーハ)で金メダルを獲得(中堀・高川ペア)。
日本最高峰の大会である日本リーグで11連覇を達成するなど、その実力は国内屈指。