横浜スタジアムで行われた本日のDeNA戦は5対1で快勝した。カープは3年連続で開幕白星発進となり、佐々岡新監督は監督初勝利。チーム、指揮官にとっても最高の船出となった。
雨の影響で30分遅れて試合開始となったものの、2年連続で開幕投手を任された大瀬良大地は初回をわずか7球で抑える快調なスタート。2回裏に1死から5番・ロペスに低めのスライダーをレフトスタンドに運ばれ先制を許すも、以降は5回まで52球でまとめると、7回まで1安打に抑える完璧なピッチングを披露。終盤8回裏に1死三塁の同点のピンチを招くも、この回から守備固めでサードに入った三好匠の好守もあり無失点で切り抜けた。結局、9回116球を投げて4安打1失点の熱投で、見事に2年連続開幕戦勝利を完投で飾った。
ピレラを1番に据えた新生カープ打線は、DeNA先発の今永の前にランナーこそ出すものの3回までゼロ行進が続いた。しかし1点を追う5回に打線がつながる。1死から8番・田中広輔が左中間を破る三塁打を放つと、続く大瀬良が初球のストレートをセンター前に運び同点に。今季チーム初タイムリーは大瀬良のバットから生まれた。続くピレラがこの試合2本目の安打でつなぐと、3番・西川龍馬のタイムリーで勝ち越し。“つなぐ攻撃”で一気に勝ち越し、天敵・今永を攻略した。
さらに1点リードで迎えた9回には2死一塁の場面から、大瀬良がライトスタンドへプロ初アーチとなる2ランで突き放すと、続くピレラもバックスクリーン横に来日初アーチを運び、勝負を決めた。
大勢のプロ野球ファンが待ち望んでいた開幕戦。そのマウンドを任されたエースが投打に大活躍。全国のカープファンに勇気を与える2020シーズン初星となった。