◆まずは自分が結果を残す
― 今年は投手陣の柱として、リーダーシップをとっていかなればならない部分が出てくるかと思うのですが。
「そうですね、僕がどうのこうのじゃなく、本当に一生懸命投げてる姿を見せていけば、チームもそうですし、ピッチャー陣の中でも良い影響が出るんじゃないかなと思うんです。そういう意味では僕が引っ張っていくっていう意味ではないですが、そういう姿をマウンドで見せていきたいなあと思っていま」
― 投手陣で最年長の佐々岡（真司）さんが当然今もリーダーとして頑張っていらっしゃいますけど、黒田さんがリーダーシップをとっていく場合には、どういったことに気をつけていきたいと思っていますか？
「まずは自分でしっかりしたピッチングというか、あとはしっかりした結果を残していかないと。いくら口で言ってもね、みんなにわかってもらえないと思いますし。そういう面では、結果を求めて、しっかりしたものをグラウンドで出していかないと、とは思っています」
― 今度は数字にあらわれない目標を。去年できなかったけど、今年はやり遂げようというもので、何かあれば。
「やはり気持ちの面じゃないですか。マウンドに立ったときにどれだけチームを引っ張っていけるかというか、盛り上げていけるかだと思います。あとはもう本当に、いけるところまでいって、僕の投げる試合はできるだけ中継ぎの人がゆっくりできるようにっていうような気持ちではいますけどね」
― 自分で投げる試合は全て完投する、という気持ちですね？
「いや、そこまで完投は意識していないですけど（笑）。まあ一人でもそういう完投のピッチャーが出てくれば、ピッチャーのやりくりも楽になるとは思いますし。中継ぎの人は、毎日毎日ブルペンに入って、（試合で）投げない日でもブルペンで投げているわけですから。そういう意味では先発っていうのは自分が投げる試合は１イニングでも多く投げれば、チームの循環というか、ピッチャーの中での巡り合わせも良くなってくると思うんで」
