12月16日、マツダスタジアムで広島東洋カープの森下暢仁が契約更改交渉を行った。2022年シーズンは27試合に登板して10勝8敗3完投2完封。チーム最多の先発数・勝利数をあげ、ゴールデン・グラブ賞も受賞した。右肘の手術を乗り越え、2023年もローテーションの柱として活躍が期待されている。
交渉後の契約更改会見での質疑応答は、以下の通り。
◆先発をやる以上、チームにとって『勝つ』ことが一番
ー契約更改でしたが、サインはされましたか。
「はい、しました」
ー昨シーズンと比べ、金額にはどれくらいの変化がありましたか?
「上げてもらいました」
ー変化した額は教えていただけますでしょうか。
「それは伏せさせてください」
ー大台には届いたのでしょうか。
「はい、いきました」
ー契約更改の中で、球団からは今シーズンの成績についてどのようなコメントがありましたか?
「先発としての評価をしていただきましたし、イニング数の部分でも評価してもらいました。全体的に評価をしてもらいました」
ー球団からは、来シーズンに向けたお話はあったのでしょうか。
「はい、来シーズンの話もしました。(先発の役目は)一番はローテーションを守ることだと思いますし、自分が入団してから優勝争いもしていないので(優勝や、優勝争いを)したいなと思っています」
ー手術を受けた右肘の具合はいかがですか。
「軽くですが、キャッチボールもできるような状態になってきています」
ー日常生活にも問題はないですか?
「はい、まったくないです」
ー2022シーズンというのは、ご自身で振り返ってどのような1年だったでしょうか。
「そうですね。27試合を投げさせてもらいましたが、勝ちが全然ついてこなかったなという思いもあり、納得のいくシーズンではありませんでした」
ー『勝ちがついてこなかった』というコメントもありましたが、もっと上の数字を目指していきたかったということでしょうか。
「はい、もちろん」
ー森下投手自身、昨年の契約更改の場ではチームの貯金を多くつくりたいとおっしゃっていました。
「優勝争いをするには必要なことだと思います」
ー今年の経験を通して得た手応え、課題はありましたか。
「やはり体のメンテナンスが一番大事かなと思いました」
ー1年間戦い抜いていく中で、体の部分には気をつけてやっていかなければいけないということでしょうか。
「1年、2年、3年と積み重ねてきた中で、うまくいく試合がなかなかうまくいかなくなってきたりするシーズンだったなと思いました。(体の)動く場所が動かないと、体の疲労も強くなりますし、成績も伴ってこないんだなという気持ちになりました」
ー新井貴浩新監督が就任されました。就任を知った時の率直なお気持ちは?
「新しい監督になってチームの雰囲気も変わるのかなと思っていますし、いろいろな引き出しがまた増えるのかなと思っています」
ー新井監督からは、何か言葉をかけられましたか。
「電話をして、いろいろな話というか、新井監督が思っていることであったりを伝えていただいたので、自分も思っていることを伝えることができました」
ー具体的に、どのような言葉をかけられましたか?
「自分はケガをしているので、『戻ってきてもまた離脱したら意味はないので、まずはしっかりとケガを治して、離脱しないように』という風に言っていただきました」
ー来シーズンも、間違いなくチームの中心を担う存在になると思われますが、新しいチームでどのような役割を担っていきたいと思っていますか。
「やはり先発をやっている以上、『勝つ』ということがチームにとって一番だと思いますし、優勝したいという気持ちも強くなっています。チームに貢献できることが一番だと思うので、そこを目指してやりたいと思います」
ー具体的な数字の目標であったり、目指したいタイトルはありますか。
「特にないです」
ー1年間、『良い調子で投げ続ける』ことが大事になるということでしょうか。
「チームにとっての自分の役割をわかってやりたいと思います」
ー来シーズンの開幕投手への思いは。
「開幕投手への気持ちはありますが、しっかりと万全の状態で臨むことがチームにとっては一番だと思うので、個人の思いとしては、強い気持ちを持ってやりたいと思います」
ーオフの期間も残り短くなってきましたが、どのようなことに取り組んで過ごしていきたいと思われますか。
「先ほども言った通り、体の動きであったり、そういうことを自分自身がもっと分かった上で取り組めたらと思います」
ー2023シーズンを、どのような1年にしていきたいですか。
「やはり優勝して、ハワイに行きたいなと思っています」