野球独立リーグ・ルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスは1月18日、お笑いコンビ「ティモンディ」高岸宏行(30)と契約を更新したと発表した。

栃木ゴールデンブレーブスと契約更新した、お笑いコンビ「ティモンディ」の高岸投手

 高岸投手は昨季、7月中旬に栃木ゴールデンブレーブスに入団し、大きな注目を集めた。公式戦初登板となった8月14日には高岸投手を一目見ようと昨季チーム最多の5,000人を超える観客が来場。試合前に行われた入団セレモニーでは、「ご縁があり入団させていただくことになりました、ブレーブスの高岸です!」と挨拶し、得意球である『エール球』を投げ込んでいきたいと意気込んだ。

 

 初登板先発のマウンドは、2回を52球、被安打3、5四死球、3失点。少しほろ苦いデビューとなったが「5億点満点!」と自己採点をし、「今日は両チーム優勝です!」と、球場を盛り上げた。

 昨年、バラエティ番組はもちろん、大河ドラマ出演、自身の結婚を発表など、公私共に充実した一年を送った高岸投手。お笑い芸人、俳優、プロ野球選手と2刀流ならぬ3刀流という活躍の反面、練習時間の確保など不安な要素もある。このような問題も「やればできる!」で乗り切ることが期待される。栃木ゴールデンブレーブスの元気印は、4月の試合から登板予定。ぜひ、その目で活躍を見届けたい。

以下、本人コメント

「2023年シーズンも栃木ゴールデンブレーブスのみんなと一緒にシーズンを挑ませていただくことになりました!しっかりとボールにエールの気持ちを込めて勇気を与えられるプレーをしていきたいとおもいます!みんなならやればできる!」

●高岸宏行/たかぎし・ひろゆき

愛媛県西条市出身。小学3年生で野球を始める。高校時代は愛媛県内の強豪である済美高でプレー。甲子園経験はなし。東洋大学に進学後、一度野球をあきらめ、お笑い芸人に転身。高校時代、野球部で同学年であった前田裕太とともにお笑いコンビ「ティモンディ」結成。2021年4月に行われた日本ハム-ロッテの始球式で142キロを計測し、芸能界最速の称号を手にした。2022年7月から栃木ゴールデンブレーブスに所属。