J1アビスパ福岡は1月22日、福岡市内で「2023アビスパ福岡 新年感謝の集い」を開催した。会場には川森敬史社長をはじめ、トップチームの長谷部茂利監督、全選手、スタッフが登場し、サポーターをはじめ、福岡市長の高島宗一郎氏、プレミアムユニホームパートナー企業が招かれた。会では選手たちの決意表明、ユニホームの披露、選手参加イベントなどが行われた。

長谷部監督(左)と今季からプレミアムユニホームパートナーとなる株式会社エイジェック 代表取締役社長・古後昌彦氏(右)

 冒頭に『アビスパ福岡オフィシャルチアリーダーズ』が壇上でダンスを披露し、会は華々しくスタート。2年連続J1での戦いとなるシーズンに臨む川森社長、長谷部監督、選手らがサポーター、プレミアムユニホームパートナー企業の前で今季に向けて抱負を語った。

 今季キャプテンに奈良竜樹選手が就任することも発表され「僕自身、初めてのキャプテンということで、30歳になる年ということもあり、新たな個人の成長またチームをより良い方向に導いていける存在になりたいと思いこの度、キャプテン就任を引き受けさせていただきました」と意気込んだ。

 今シーズン使用される新ユニホームも選手たちが着用して紹介され、すでに発表されていた1stユニホームはもちろん、この日は3rdユニホームが初お披露目された。プレミアムユニホームパートナーの6社には新ユニホーム贈呈も行われ、今シーズンから新たに株式会社エイジェックが参加し、ロゴは右鎖骨部分に入る。同社代表取締役社長・古後昌彦氏の挨拶も行われた。

 会の途中には関係者からのメッセージ動画も流され、アビスパ福岡出身で昨年行われたカタールW杯の日本代表・冨安健洋選手(アーセナル)、日本サッカー協会の田島幸三会長らがコメントを寄せた。会の終盤では選手参加イベントも行われ、サポーターたちを盛り上げた。

 チームは、シーズンを前に1月23日から宮崎、生目の杜でキャンプをスタートしている。2月18日にノエビアスタジアム神戸でヴィッセル神戸とのJ1開幕戦に臨み、ホーム開幕戦は2月25日にセレッソ大阪と戦う。

以下、「新年感謝の集い」でのコメント

●アビスパ福岡 代表取締役社長 川森敬史氏コメント
「今年のクラブのテーマは『共創』、共に創造する、この言葉を掲げております。また新しいメンバーと、新たなチームをつくり勝ちを、勝利を積み重ねていってくれるものと思っております。そんなチームを信じて、みなさま今年も1年、いろいろな荒波があるかもしれません。応援をいただきたいと思います」

●アビスパ福岡 長谷部茂利監督
「スポンサーのご支援、ファン、サポーター、ボランティア、アビスパに関わるみなさまの力で今シーズン、J1で戦うことができます。本当にありがとうございます。チームは1月7日に始動し、選手たちはコンディションを上げ、24日から宮崎で合宿をさせていただきチームとして力を上げ、2月18日から始まる公式戦、カップ戦で、みなさまの期待に応えることができるように勝ち点をとって、喜んでいただけるような成績を収めたいと思っています。これまで同様、みなさまのご支援とご声援、それによって選手たちが走り、チームが躍動すると考えております。引き続き、ご声援よろしくお願いします」

●プレミアムユニホームパートナー/株式会社エイジェック 代表取締役社長・古後昌彦氏
「アビスパ福岡はこの福岡に根付いて30年間、苦しい時も、うれしい時もバトンをつなぎ続けてきたという歴史を非常に大切にされているクラブなのだと改めて感じました。ただ、きっと誰もが心の中に『奇跡を起こしてやるぞ』という決意があることと思います。今シーズンからエイジェックグループを上げて、アビスパ福岡を応援いたします。全力で一緒に戦って参りますので、市民のみなさま、スポンサーのみなさま、これからどうぞよろしくお願いします」