◆「いつかはトップチームで、監督をやりたい思いはあります」
吉田「コーチとしての夢や目標はある?」
駒野「やはりいつかはトップチームで監督までやりたいという気持ちはありますし、そこを目指したいとも思っています」
吉田「理想の監督像は?」
駒野「具体的にこの人、というものはまだありませんが、選手が自分たちで考えて、主体的にプレーできるようなチームづくりをしていきたいとは思っています。あとは、近年のサイドバック(以下SB)は僕の思い描いているSBではなくなってきているような気がしているので、もっとサイドからサイドハーフとの連携で相手を崩していけるような選手が出てきたら良いですよね。今はスペシャリストのクロッサーがいないとも感じているので、そういう選手を育てていきたいなと思います」
吉田「コマはいろいろな監督のもとでプレーしてきたけど、強く影響を受けた監督の名前を挙げるとすれば、誰になる?」
駒野「やっぱり、オシム監督ですかね。オシム監督、(ミハイロ・)ペトロビッチ監督のサッカーは、プレーしていてもおもしろかったですし、刺激になりました。プレー中も、常に数的優位をつくるためにどこに走るべきか、どうプレーするべきかを考え続けなければいけなかったのですが、そう言った部分も、僕のプレースタイルには合っていたのかなと思います」
吉田「最後に、コマの復帰を待っていたサポーターのみなさんに一言お願いします」
駒野「そうですね……久しぶり、というか、十何年ぶりに広島に帰ってこれたことをすごくうれしく思っています。サンフレッチェのトップチームに上がるような選手だったり、日本代表でプレーできるような選手であったり、将来が楽しみな選手たちをたくさん育てていきたいと思います」
吉田「ぜひ、日本代表で活躍するような現役のサンフレッチェ選手を、コマの力で育ててほしいね」
駒野「はい、僕も楽しみにしています!」