3月6日から行われている社会人野球『スポニチ創刊75周年記念 第77回JABA東京スポニチ大会』。今季初勝利を目指したエイジェックは7日、第2戦の王子戦では投手陣が試合をつくることができずに敗れた。大会3日目の8日はTDKと対戦となるが、互いに2敗と本来の力を発揮できていない。初勝利を賭けた1戦の見どころをお届けする。

2試合連続安打を記録しているエイジェック・杉本直希

 エイジェックの注目選手は、ルーキーながらここまで2試合ともスタメン起用されている杉本直希。明星大時代は中軸から下位打線まで幅広い打順を任され、3年次には首都大学野球連盟2部でベストナインを獲得している。今大会では2試合連続で安打を放っており、杉本から、好調の上位につなげることができれば、打線を活気付けられるはずだ。また対戦相手となるTDKには、大学時代ともに戦った権田琉成がおり、二人の対決があるのかも楽しみの一つだ。

 一方のTDKは奥村幸太に注目。2022年の入団直後からスタメンマスクを被っており、大舞台での経験も十分だ。投手陣をリードする頼れる女房役は、前日の東芝戦で一矢報いる一撃を放つなどパワーも十分。攻守の要として、今季初白星へ向けて輝きを放てるかが見どころだ。

 ここまでの2戦で、思うような試合ができていない両チーム。都市対抗予選に向けて勢いづくような熱戦となることを期待したい。