野球独立リーグ・ルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスは9日、栃木県小山市のグラウンドでキャンプインした。球団創設初となる有観客でのキャンプには大勢のファンが駆けつけた。

「栃木のみなさんとならやればできる!」と元気よくキャンプインした高岸宏行投手。

 今年1月に契約更新を行い話題となったお笑いコンビ・ティモンディの高岸宏行も、多忙の中キャンプに参加。当日も都内でテレビ番組の収録を控えていたため、限られた時間の中での練習となったが、新入団選手たちと談笑する場面も見られた。

 高岸はキャンプに先駆け、3月1日には小山市内の施設で早朝から自主練習を行なっており、今季初となるブルペンでの投球もこなした。

 「みなさんが日々の生活を前向きに過ごせるように、僕自身もプレーで応援していきます! 一緒に栃木を盛り上げていきましょう。栃木のみなさんとならやればできる!」

 いつもの笑顔で元気にコメントし、今シーズンの活躍を約束した。

 4年目を迎える川﨑宗則は「チームの最年長が一番声を出さないと」と意気込み、この日も2時間ほど汗を流した。

 就任5年目を迎えた寺内崇幸監督は「日頃からファンのみなさまの、優勝への期待を感じている」と、優勝への思いは強い。

4月8日から開幕するシーズンに向け、優勝を目指す栃木ゴールデンブレーブスの選手たち

 球団にはNPBで活躍した成瀬善久、吉川光夫、内山太嗣、飯原誉士の4人のコーチを据え、全国7つの独立リーグ・計30球団の中でも指導力はトップクラスといえるだろう。「優勝を目指すことによって選手が成長し、結果的にNPB選手を輩出できると考えている」と成瀬コーチは意欲を示した。

 また今季から選手会長となった佐々木斗夢、新キャプテンを任された鳥居大絋は「とにかくみなさまに応援されるチームにしたい」と口をそろえた。

 チームとしては、12名の新入団選手を迎え、充実の補強となった栃木ゴールデンブレーブス。実力、話題性も注目される中、4月8日から開幕するシーズンに向けチーム一丸となり、優勝を目指す。