小学生から社会人まで4カテゴリーで開催される女子野球大会「栃木市杯第3回栃木さくらカップ2023」の記者会見が、3月15日に大会開催地である栃木市内で開かれた。

3月15日に大会開催地である栃木市内で開かれた「栃木市杯第3回栃木さくらカップ2023」記者会見

 前回大会から、中学生の部、軟式小学生の部が新たに加わり、大学生、フリーの部と合わせて4部門で開催される本大会。この日は組合せが発表され、フリー部門では初出場の読売ジャイアンツが開幕戦に登場する。今シーズン始動したばかりの読売ジャイアンツは3月1日にゴールドジムと初の対外試合を行っており、12対1と大勝したものの、戦力はまだまだ未知数だ。予選リーグを勝ち上がり決勝トーナメントに進出すると、昨年の優勝チームである埼玉西武ライオンズ・レディースや、全日本選手権連覇中のエイジェックと対戦する可能性があるだけに注目が集まる。

 会見に出席した埼玉西武ライオンズ・レディースの英菜々子選手は、「若い選手が多く加入し、試合を通して成長できる良い機会。チーム力で連覇を目指したい」と語る。またエイジェックの辻野玲奈選手は「シーズンの目標は5冠達成。さくらカップでまず優勝し、勢いをつけたい」と意気込みは十分。

 今大会は地域密着をテーマに掲げ、栃木市杯として行政との連携も強化。地域イベントとの同時開催となり、地域全体で大会を盛り上げる。大川秀子栃木市長は「大会が開催できるほど女子野球が普及してきていることに驚いたが、同じ女性として、活躍の場が増えるのはうれしいこと。大会の時期には桜が満開になりそうで良い季節。女性たちの頑張る姿をぜひ見に来てほしい」と話した。

 14チームが参加するフリーの部は3月30日から3日間、エイジェックさくら球場、とちぎ木の花スタジアム、エイジェック佐野野球場にて入場無料で行われる。また、配信サイト「応援.TV」では試合を生中継配信をするとあり、全国各地でも視聴が可能となる。

『さくらカップ公式HP』 https://tochigi-sakuracup.com/sakuracup2023/