4月8日、9日に、バスケットボール女子日本リーグ『第24回 Wリーグ プレーオフ セミファイナル』が、武蔵野の森総合スポーツプラザで行われた。

 2021年に行われた東京五輪で準優勝という結果を残し、注目を集めた日本代表キャプテン・髙田真希率いるデンソーアイリスは、ENEOSサンフラワーズと対戦。デンソーはチーム史上初となるレギュラーシーズン1位通過でプレーオフに挑んだが、8日に行われた第1戦では67対71、翌日9日に行われた第2戦では59対61と僅差で勝利を逃し、彼女たちの戦いは幕を閉じた。

 そんな中、熱い応援パフォーマンスを送り、試合を盛り上げたのがデンソーのチアパフォーマンスチームだ。

デンソーアイリスのメンバーと試合を盛り上げるチアパフォーマンスチームたち

 自陣コーナーからスタジアムの半分をデンソーのチームカラーの赤色で染めた観客たちが、選手へエールを送れるよう明るく導いていた。また、ハーフタイムショーでは盛大なパフォーマンスを披露し会場を盛り上げた。

 愛知県に本拠地を構えるデンソーにとって、試合中の応援の盛り上げ方法に課題を抱えていた。そんな中で白羽の矢が立ったのが、株式会社エイジェックスポーツマネジメントが保有するチア事業部だった。

 同社は髙田真希とマネジメント契約を結ぶ、株式会社RIGHTS.の親会社であり、スポーツ・文化事業部を保有する中で、チアリーダーの派遣なども行っており、今回の参加が決まった。

 チアパフォーマンスチームを束ねた渡辺真子さんは「都市対抗野球大会などの応援はこれまで行ってきましたが、バスケットボールの応援に入るのは初めて」と語りながらも、限られた時間の中で必死に練習を重ねたという。

 また他のメンバーは「昨年までは栃木ゴールデンブレーブスの公式チアパフォーマンスチーム、“GOLD LUSH”で応援をしていましたが、今回はバスケットボールの試合で観客のみなさんと一体となり、選手にエールを送ることができて良かったです」と初となるバスケットボールでの応援についての手応えを語った。

 チームは敗れたが、緊迫感のある試合とチアパフォーマンスで、会場は終始熱気に包まれていた。来季こそプレーオフの頂点を目指す、デンソーアイリスの活躍と熱心な声援を送る応援団に注目したい。

 

 また、4月15日には『第24回 Wリーグ プレーオフ ファイナル』が、武蔵野の森総合スポーツプラザで行われ、セミファイナルを勝ち抜いたENEOSサンフラワーズ vs トヨタ自動車アンテロープスが頂点を目指して対戦する。