2019年カープに入団したルーキーの中では、唯一の育成選手・大盛穂。
大学時代に輝かしい実績を残したわけではないものの、プロの世界では持ち前の躍動感溢れるプレーで予想を上回る活躍を見せてくれた。支配下登録を目指す若鯉にこれまでのプレー、そして自らを突き動かす原動力について聞いた。

2018年に育成ドラフト1位でカープに入団した大盛選手

プロ1年目のシーズンの手応えを教えてください。

「二軍で打率3割を打たないと支配下登録になれないと思ってやっていたので1年目とはいえ2割5分に満たない打率は満足していません。シーズン途中から打率が下がってきていたので、少しでも調子を上げて良い形でフェニックス・リーグや秋季キャンプに入りたかったんですが、なかなかうまくいきませんでした」
 

課題はどんな点に感じていますか?

「シーズン序盤は投手からの攻めがアバウトでしたが、徐々にインコースを攻められ打球が詰まらされるようになってきました。インコースのボール球を使われて、捕手の思う壺になってしまっている印象がありました」