俊足巧打の内野手として、オールスターゲームでも随所で存在感を示した古葉竹識。

◆1963年/神宮 古葉竹識がカープ選手として初のMVPに

 監督としての印象が強いが、古葉竹識は選手としても俊足巧打の内野手として名を馳せた。キャリアハイの安打数を残した1963年にはオールスターに初出場。スター選手に囲まれるなか、第3戦でMVPを受賞した。

 3年後にも出場した古葉は、旧広島市民球場で行われた第3戦で2点本塁打を放ち再びMVPを獲得。試合後にはお立ち台に登り、地元のファンからの大歓声を浴びた。

77年から79年の3年間、カープに在籍したギャレット。3シーズンすべてで二桁本塁打を記録した。

◆1978年/広島 ギャレットが1試合最多本塁打、最多打点をマーク

 来日2年目にリーグワーストの三振数を記録するなど、やや確実性に欠ける面はあったが、在籍3年間で本塁打102本を記録したギャレット。同時期に在籍したライトルとは一味違う左の大砲として存在感を発揮した。

 球宴でも持ち味を十二分に発揮し、1978年7月22日の第1戦(旧広島市民球場)で3本塁打を放ちMVPを獲得。1試合における3本塁打は掛布雅之(阪神)と並び最多。6打点も土井正博(近鉄)、ロバート・ローズ(横浜)と並ぶ最多打点で、いずれの記録も未だ破られていない。