14年の入団以降、柏好文は常にチームの主力としてサンフレッチェの屋台骨を支えてきた。
今季も全試合スタメンのリーグ戦はもとより、ACL、カップ戦でも圧倒的な存在感を発揮。
J1の舞台ではウイングバックの選手ながら、得点ランキングの上位に名を連ねている。
チームは逆転Vが可能な位置をキープ。プロ10年目にして、さらなる進化を遂げる男を直撃した。

常にチームの主力としてサンフレッチェの屋台骨を支えているMF柏選手

─ まずは8月の月間MVP受賞、おめでとうございます。

「ありがとうございます。チームとして夏の連戦の時期を含めて、負けなしという結果を残すことができました。チームで取り組んできたことがフォーカスされるという意味でも良いことだと思いますし、チームの成績があってこその受賞だと思っています。これからもチームの結果につながるプレーを、もっと続けていきたいと思います」


─ 同じ月に城福監督も月間優秀監督賞を受賞されました。

「監督の方針のもとチームの結果が出たというのが一番大きいですし、今シーズンやってきたサッカーが勝ち点に結びついたというのは良かったです。夏場のキツい時期に他のチームが星を落とす中で、自分たちは3勝2分で勝ち点を一番取っていたので、そこは自信を持っていいかなと思います。昨季はここから連敗してしまったので、ここで一踏ん張りして勝ち点を取っていけば何かを起こせると思っています。もちろん昨季の大失速の経験は今季に活きていますし、だからこそ11戦負けなしという結果が残せたのだと思っています」