11月8日から開幕した第48回社会人野球日本選手権大会(以下、日本選手権)。都市対抗野球に並び、社会人野球の2大大会の一つである本大会に創部6年目にして初出場を決めたエイジェック硬式野球部は、11月11日にJFE西日本戦に挑み、惜しくも延長戦の末に6-8で敗れた。
大会が行われた京セラドーム(大阪府)には、4,000人超のエイジェック応援団が、初出場を果たした選手の応援に駆けつけた。また社会人野球の醍醐味でもある、応援団のパフォーマンスも盛り上がりを見せた。そして今大会で特に注目すべきはイニング間の仕掛けにもあった。
今回エイジェックの応援スタンドで一際目を引いたのは兵庫県の明石ボーイズの存在だ。明石ボーイズは8月末にエイジェックが主催した中学硬式野球5団体の全国大会、『1stエイジェックカップ』に出場するなど、エイジェックと関わりが深いチームだ。エイジェックは野球人口減少が嘆かれる中、野球振興を目指し中学硬式野球5団体とパートナーシップを締結。リトルシニア、ボーイズリーグ、ポニーリーグ、ヤングリーグ、フレッシュリーグに所属する球児の腕にはエイジェックのワッペンがついている。
さらに3回、応援ステージでは、野球部以外のユニホーム姿のチアリーダーたちが並んだ。そのチームは全てエイジェックとパートナーシップを結んでいるチームで、『栃木ゴールデンブレーブス』『アビスパ福岡』『川崎フロンターレ』『マイナビ仙台レディース』『FC東京』『日光アイスバックス』と多岐に渡る。
担当者は今回の取り組みに「エイジェックを押し出すためにはと考えた時に今日はスポーツに興味のある方がたくさん来てくださるので、パートナーの多さなのではと思い企画しました。本当は30近くのパートナーがいらっしゃるので全部紹介したかったんですけどね」と明かしてくれた。
日本選手権は、11月19日に京セラドームで決勝戦を迎え、社会人野球の日本一が決まる。