2月25日、日光霧降アイスアリーナで行われた日光アイスバックス対HLアニャンの第6回戦が開催された。試合は前日の点の取り合いから一転、ロースコアな展開となった。最後は延長を制し、3対2で日光アイスバックスが9季ぶりにHLアニャンに連勝を収めた。

昨日に続き得点を決め大きく勝利に貢献した アイスバックス FW出口圭太

 試合は立ち上がりから積極的な攻撃を仕掛けるアニャンペースとなり、第2ピリオド途中で0対2とリードを許した。反撃に転じたのは第2ピリオド開始から12分、「攻撃のリズムをつくるには良い守備から入ること」と語るヘッドコーチの方針を体現した厳しいフォアチェックで相手からパックを奪うと、FW阿部泰河の鋭い一撃が飛び出し1対2とする。

 なんとか同点で最終ピリオドに入りたいアイスバックスは、前日にもゴールを決めたFW出口圭太が仕掛け、フリーでFW磯谷奏汰からのパスを受けると、狙い澄ましたかのようなショットを決め切り同点に戻した。

 試合は第3ピリオドを終え2対2の同点で迎えた延長戦では、両チーム決死のディフェンスで、得点ならず試合はサドンデスに突入した。試合を決めたのはこのカード大活躍の出口。1人目で決めるも、両チーム譲らずに二巡目に突入し6人目として再び出番を迎える。アニャンの6人目が外し、決めれば勝利の場面で技アリゴールを放ち試合終了。激戦の末、3対2でアイスバックスが勝利を収めた。

 シーズン前から勝たなければいけない相手と照準を定めていたアニャンに2014年ぶりに連勝を収めたアイスバックス。このカードの連勝で3位の東北フリーブレイズを射程圏内に捉えた。

①32分06秒 ゴール 阿部泰河
②37分38秒 ゴール 出口圭太(アシスト1 磯谷奏汰、アシスト2 石川貴大)
③65分00秒 ゴール 出口圭太