◆サードで試合に出場することが一番

― 守りについてですが、一軍デビューされてから主にサードを守られていました。しかし2014年はライトを守る機会が増え、35試合ライトでのスタメンがありました。サードのスタメンよりも5試合多かったわけですが、どのような思いがありましたか?
「僕の場合は、試合に出てなんぼということはあります。でも、どこか自分のなかでモヤモヤしたものを持っていたままでライトを守っていたように思います。しかし、やるからには全力でやらなければいけません。ずっと、もどかしさを感じていましたね」

― やはりサードで出場するほうが、気分的にも試合に入りやすい部分があるのですか? 「それはありますね。試合のなかでサードでスタートしてライトへ回って、またサードに戻るという試合もありました。いろんなポジションを守れて良い面はありますが、守備が苦手な分、難しさも感じました」

― お話をおうかがいしていると、サードへの強いこだわりを感じます。
「プロに入って僕はずっとサードを守らせてもらってきていますし、一軍にデビューした2012年は144試合サードで出させてもらえました。そういう経験があるだけに、自分としては、「もう一度サードで」という気持ちが強いですね」