日々一軍を目指し汗を流すカープの若手選手たち。ここでは、2023年育成ドラフト2位で入団し、2024年6月には早くも支配下登録された佐藤啓介の声を届ける。支配下登録直後の交流戦では一軍昇格も果たした期待の若鯉が、二軍で向き合う課題と手応えを語った。
カープ初の国立大卒選手として、2023年のドラフト会議で一躍注目を浴びた静岡大・佐藤啓介。育成ドラフト2位で入団すると、ルーキーながら二軍で高打率をマーク。ウ・リーグトップの好成績を残し、6月7日には早くも支配下登録を勝ち取った。さらに6月9日には一軍昇格を果たし、交流戦のロッテ戦では8番・一塁でスタメン出場。3打席無安打に終わったが、首脳陣からの期待の高さを感じさせた。
支配下登録直前には、「まだまだやらなければいけないことがたくさんある」とプロの世界での課題を口にしながらも、「毎日そうした課題と向き合えて、日々、少しずつではあるが成長できている実感がある」と手応えを口にしていた佐藤。二軍で汗を流しながら、「一軍で活躍するために、今この場がある」と語った若鯉の、一軍定着への挑戦は始まったばかりだ。
佐藤啓介(さとう・けいすけ)
2001年5月24日生、愛知県出身/182cm 95kg
右投左打/内野手/プロ1年目・23歳
中京大中京高ー静岡大ー広島(2023年育成ドラフト2位)