9月7日、神姫バスキッピースタジアムで中学硬式野球の頂点を決める『2ndエイジェックカップ 中学硬式野球グランドチャンピオンシリーズ』が開幕する。この大会は中学硬式野球5団体(ポニーリーグ、ヤングリーグ、リトルシニア、ボーイズリーグ、フレッシュリーグ)の各団体の選手権を制したチームが一同に集い、統一ルールの下で、リーグの垣根を超えた中学硬式野球日本一を目指す大会。9月8日には、高校球児たちの聖地でもある“阪神甲子園球場”で決勝戦が行われる。

9月7日、8日開催『2ndエイジェックカップ 中学硬式野球グランドチャンピオンシリーズ』

 前回記事では、『数字で見るエイジェックカップ出場チーム』と題して、データを取り上げたが、今回は中学球児の『憧れの選手』についてを取り上げる。今回、出場選手に『憧れの選手』を聞いた結果、77名の選手から回答があった。

<エイジェックカップ出場選手の「憧れの選手」>

1位 大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース) 
2位 岡本和真(読売ジャイアンツ)/源田壮亮(埼玉西武ライオンズ)
3位 鈴木誠也(シカゴ・カブス)/柳田悠岐(福岡ソフトバンクホークス)

 昨年のWBC優勝メンバーをはじめとする、日本球界を代表する選手たちが支持を集める結果となった。興味深いのは大谷翔平と回答した選手全員が野手だったことで、代名詞の『二刀流』よりも、『ホームラン打者』という印象になりつつあるのかもしれない。

 また、メジャーリーグへの関心も高まっている印象で、ホセ・アルトゥーベ(アストロズ)、ムーキー・ベッツ(ドジャース)とフェルナンド・タティス・ジュニア(パドレス)などの回答があった。特にアルトゥーベとベッツはMLBの中では非常に小柄な選手としても知られ、日本人に近い体格であることも、中学球児たちが憧れを持つ要因と言えるだろう。

 一方、NPB選手の中で最も中学球児に近い世代の選手である、昨年のU-18日本代表で活躍した山田脩也(仙台育英高→阪神)、前田悠伍(大阪桐蔭高→ソフトバンク)の名前も挙がった。

 エイジェックカップの出場選手には、各リーグの選抜に選出されている選手もおり、3年後にU-18日本代表に選出される可能性も十分にある。この大会から将来の『憧れの選手』が誕生することを期待したい。

<試合情報>
【9月7日】神姫バスキッピースタジアム(〒669-1513 兵庫県三田市三輪1314)
第1試合(9:00) :兵庫加古川ヤング vs  世田谷西リトルシニア
第2試合(11:30):宮城仙北ボーイズ vs  筥崎ジンジャーズ
第3試合(14:00):筑後リバーズ vs 第1試合の勝者
 
【9月8日】阪神甲子園球場(西宮市甲子園町1-82)
決勝戦(9:00):第2試合の勝者 vs 第3試合の勝者

※両日とも入場、観戦無料

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