ウエスタン・リーグでカープ打撃陣の好調ぶりが際立っている。打率では中村奨成が首位をキープし、大盛穂や林晃汰も規定打席以上の打撃成績で上位ランクの常連選手となっている。
4番候補として将来を嘱望される林は、1年目からクリーンアップを任され着実に力を伸ばしてきた。ここでは2018年ドラフト会議で小園海斗と同じく高卒野手としてカープに指名されたスラッガーの、ルーキーイヤーの声をお届けする。
(『広島アスリートマガジン』2019年5月号掲載)
─ プロ入りから数カ月が経過し、早速二軍でも出場を重ねていますが、ここまでご自身のプレーについて評価はいかがですか?
「自分が今までやってきたことが全然通用していないので、まだまだ課題だらけですね。うまくいかないことばかりなので、とにかく練習をたくさんするしかないと思っています」
─ ファームでは野手陣でトップの試合出場を誇っていますが、周囲からの期待を感じますか?
「ありがたいことに期待をしていただいているということはすごく感じます。まだまだその期待に結果で応えることができていないんですが、1日でも早く数字が出せるように成長したいですね」
─ 4番として出場されていますが、プレッシャーは感じますか?
「とにかく自分は思い切ってやるだけですし、打順を気にしすぎるとあまり良くないかと思っているので、あまり気負わないようにしています」
─ プロの投手に対応するために、打撃フォームをどのように改良しましたか?
「まだスイングに無駄が多いので、無駄を省いた打撃フォームになるように練習しています。また昔からのクセで打席で猫背になってしまい、バットを最短距離で出せていないので、その点を打撃コーチからアドバイスをもらいながら直しています。高校時代は金属バットだったので、詰まっても押し込めていたんですが、木製だとやっぱり感覚が全然違います」