カープは27日、プロ13年目の野村祐輔が今季限りで現役を引退すると発表した。
野村は岡山県倉敷市出身の35歳。2011年ドラフト1位で入団すると、2012年に新人王を受賞。カープが25年ぶりのリーグ優勝を果たした2016年には、最多勝(16勝)・最高勝率(.842)・ベストナイン・最優秀バッテリー(捕手・石原慶幸)に輝き、投手陣の中心としてチームを支えてきた。2021年には、プロ初登板から『188試合連続』先発登板という日本新記録を樹立。翌年には『200試合連続』先発登板を達成した。
ここ数年は故障の影響もあり登板数を減らしていたが、今シーズンは8月の中日戦で今季初の一軍登板。5回を投げて6安打無失点に抑えていた。
野村は球団を通じてコメントを発表。
「今シーズン限りで引退することを決断しました。カープで13年間プレー出来たことを誇りに思います。私の野球人生の中で3度のリーグ優勝を経験させていただいた事はとても大きな宝物です。野球を始めて29年間、ずっと続ける事が出来てとても幸せでした。今まで野球を続けられたのは、皆様の応援や支えがあったからこそだと思います。沢山の事を指導していただき、成長させて下さった皆様に深く感謝しています。13年間いつも温かく力強い声援を送って下さったファンの皆様、本当にありがとうございました」
野村の引退セレモニーは、10月5日(土)ヤクルト戦で予定されている。