サンフレッチェ広島は、MF・青山敏弘が今シーズン限りで現役を引退すると発表した。

8月に行われたVfBシュトゥットガルト戦では46分から出場。

 青山は岡山県出身の38歳。作陽高から2004年に広島に加入すると、2012年にはJ1初優勝の中心選手として活躍し、2013年、2015年のJ1制覇にも大きく貢献。長年にわたりボランチとしてチームを支えてきた。

 日本代表経験も豊富で、2014年W杯ではコロンビア戦で先発出場を果たした。2018年、2019年も代表メンバーに選ばれると、AFCアジア杯2019ではウズベキスタン戦でキャプテンマークを巻いて出場した。広島一筋を貫き、ここまでJ1通算443試合に出場し20得点。近年は出場試合数を減らしていたものの、途中出場の試合ではキャプテンマークを巻きチームをけん引する姿も見られた。

 青山はクラブを通じて、以下の通りコメント。

「サンフレッチェ広島の青山敏弘は今シーズンを最後に現役生活を引退する事をご報告させていただきます。21年のキャリアの全てを広島でプレーさせていただいた事に、大きな誇りを感じております。クラブ、チームメート、ファン・サポーターの皆様のこれまでの大きな支えに深く感謝いたします。僕には新スタジアムで優勝という大きな夢があります。皆様と喜びを分かち合うために、残りのシーズンを共に闘います。このクラブと自分自身の力を最後まで信じて」

 ホーム最終戦(12月1日・札幌戦)試合終了後には、青山の現役引退セレモニーが実施される予定だ。