カープは19日、来季コーチに就任する野村祐輔氏の記者会見をマツダスタジアムで行った。
野村祐輔氏は地元広陵高出身で、明治大を経て、2011年ドラフト1位でカープに入団。プロ1年目の2012年には新人王、2016年には最多勝、石原慶幸氏(現・カープ一軍バッテリーコーチ)と最優秀バッテリー賞を受賞するなど、リーグ3連覇にも大きく貢献。カープで先発一筋13年間の現役生活を送り、2024年10月5日のシーズン最終戦では引退試合が行われ、1回を無失点で投げきり、惜しまれながら現役引退した。
コーチとしての背番号は92。現役引退直後のコーチ就任となるだけに、選手と近い距離感での指導が期待される。
以下、野村祐輔コーチ就任会見。
ー今どんなお気持ちですか?
「来期からもユニホームが着られるということで、身が引き締まる思いです」
ーコーチ就任の打診を聞いた時というのはどういう気持ちでしたか?
「声をかけていただいて、本当にありがたい気持ちでいます」
ー迷いませんでしたか?
「迷いはなかったです」
ーどなたかに相談などはされましたか?
「家族、高校時代の監督、中井(哲之)先生、大学時代の監督、善波(達也)監督には連絡させていただきました」
ーみなさんからは、どういった声をかけてもらいましたか?
「『そういう風に言っていただいて良かったね』、『頑張って』と言われました」
ーカープは一軍、二軍、三軍とありますが、どのカテゴリーのコーチ就任なのでしょうか?
「それはまた球団の方から発表があると思うので、そこでお願いします」
ー長きに渡り、現役時代を過ごされました。今回コーチに就任されますが、プロ野球の指導者というのは、これまでどういった存在でしたか?
「選手が良い結果を出すためにいろんなことを教えてくださる存在だと思ってます」
ーどんなコーチになりたいですか?
「選手に自分の今までの経験を伝えることができたらなと思います」
ー理想とするコーチの姿は?
「良い時も、悪い時も選手に歩み寄っていけるコーチが理想です」
ーこれまで何人ものピッチングコーチの方に接していたかと思いますが、感銘を受けたコーチ、もしくはこういったコーチになりたいという方がいらっしゃったら教えてください。
「プロ1年目にピッチングコーチをしていただいた、大野豊さんですね」
ーその大野さんのどういったところに感銘を受けられましたか?
「僕も新人っていうこともあったので、すごく歩み寄ってくださって、とても距離感の近いコーチでした」
ーどういったところを大切にしてあげたいなと思ってらっしゃいますか?
「選手はたくさんいろんな思いがあると思うので、その思いをより良く、良いものに変えられたらなと思います」
ーこれまで接してきた仲間に対して、今度は指導者という立場で接することになります。
「立場は変わりましたけど、今まで一緒にやってきた選手たちなので、そこは大きくは変わらずにやっていきたいなと思います」
◆野村祐輔(のむら ゆうすけ)
1989年6月24日生まれ/広陵高ー明治大ー広島(2011年ドラフト1位 -2024年)