ヤングリーグの日本一を決める「第33回ヤングリーグ選手権大会 アルインコカップ争奪
敬愛まちづくり財団旗争奪 supported by エイジェック」の決勝戦が29日、ほっともっとフィールド神戸で行われ、オール岡山ヤングがを8対3で府中広島'2000ヤングを破り、見事優勝を果たした。

優勝を果たしたオール岡山ヤング

 準決勝までの4試合で29得点のオール岡山と、4試合31得点の府中広島は、いずれも強力打線が武器。決勝戦も両者の強みが出た打撃戦となった。

 2回表、府中広島は7番・柴崎成志の適時打と押し出しの四球で2点を先制。しかし3回裏、オール岡山は連打で一死2、3塁の好機をつくると、失策、野選、四死球が絡み4点を奪い逆転。その後2番・田中優有に走者一掃となる適時二塁打が飛び出し、この回一挙7得点で試合を優位に進める。

 最終回、府中広島は下位から打線がつながり、4番・石井大輔が適時打を放って意地を見せたが、及ばなかった。両チーム9安打ずつを放っており、勝負所での守備が勝負を分けたが、両者互角とも言える戦いぶりだった、

 また、同日に3位決定戦も行われ、2年ぶりの優勝を目指したヤングJKB(広島県)が京・相楽ヤング(京都府)を12-0で下した。

 3月に行われた第33回ヤングリーグ春季大会では、ヤンキース岡山Youngが優勝し、オール岡山が2位、府中広島が3位と、今季は岡山県勢、広島県勢のレベルの高さが際立った格好だ。

 オール岡山は2007年以来18年ぶり2度目の優勝で、8月28日から行われるエイジェックカップへの出場権を手にした。各団体の優勝チームが集う同大会でも、持ち前の強打で球場を盛り上げそうだ。