社会人野球のエイジェックは、2025年度の新入部員を発表した。今季は新たに17名が加入し、チームとしては総勢49名で、日本一を目指す。

新加入の和田泰征(写真左)、小吹悠人(写真右)

 まず注目する投手陣は、明治大出身の菊地竜雅。大学時代は故障もあり、公式戦での登板はなかったものの、最速156キロの速球は威力抜群で、社会人での大化けが期待される。社会人の舞台で復活を果たせば、大きな戦力になることは間違いない。そして、栃木県出身の神山陽登は中学時代から140キロ台の速球を投げた速球派で、國學院大では、三振の奪えるリリーフとして随所に活躍を見せた。

 野手陣での注目は和田泰征だ。習志野高では選抜準優勝に貢献し、東京農業大でも下級生時から中心打者として活躍。3年生で主将に就任すると、チームを31年ぶりの東都一部に昇格させた立役者となった。また、小濃塁は仙台育英高で2年生から4番打者を担った強打者で、日本大でも4年時には3番打者として2本塁打を放つ活躍を見せているだけに、その打撃に期待がかかる。

 その他、今季は、恋田孝一朗(城西大)、今井秀輔(日本大)、杉谷慧(白鷗大)ら打力のある野手が多く加入した。守備に特徴のある注目選手は小吹悠人。日体大時代は、2年秋からレギュラーをつかんだ大型遊撃手で、堅実な守備でチームに貢献。特にスローイングは強肩なだけでなく、精度に優れミスをしない安定感が光る。

 強豪ひしめく北関東地区は、今年、都市対抗の代表枠が3に拡大された。二年連続の第一代表へ向けて、チーム内から熾烈な争いが繰り広げられそうだ。

【新規加入選手一覧】
【投手】
神山陽登(國學院大)
加藤慶大(東洋大)
菊地竜雅(明治大)
橋本大昂(東海大札幌キャンパス)
田村大也(東海大)
山本翔斗(東海大甲府高)
【捕手】
櫻内俊太(国際武道大)
【内野手】
和田泰征(東京農業大)
小吹悠人(日本体育大)
髙橋 樹(白鷗大)
中島滉斗(白鷗大)
【外野手】
恋田孝一朗(城西大)
杉谷 慧(白鷗大)
小濃 塁(日本大)
今井秀輔(日本大)
吉澤祐人(立教大)
渡辺凌矢(立正大)