2月23日、群馬県高崎市にある群馬音楽センターで『タカサキダンスフェスティバル2025』が開催された。このイベントは、高崎市民を中心に各地からダンス好きが集まる高崎市のダンスの祭典で、今大会で10回目の記念大会を迎えた。

タカサキダンスフェスティバル2025参加者

 10周年を迎える本イベントには毎年多くのチームから応募があり、年々ハイレベルなダンスが披露されている。プログラムは、タカサキステージとコンテストステージの2部制で構成され、コンテストステージでは審査員として日米で活躍し自身でもダンスイベントを主催する平沢和泉氏、自身もダンサーであり、EXILEや東方神起などのアーティストのダンスディレクターなども務めるTERUYA氏、日本人初のNBAダンサーとしてデトロイト・ピンストンズなどで活躍した小笠原礼子氏の3名が参加。さらに今回は、昨年のパリ五輪ブレイキンで大活躍したHIRO10(ヒロテン)氏がゲストダンサーとして出演し、審査員も務めた。

◆高崎市内のダンスチームが多数出演! タカサキステージ

 オープンステージとして行われた“タカサキステージ”には高崎市民を中心に構成された、ダンス好きの全30チームが集結。イベントMCのパトリック・ユウ氏と小笠原礼子氏の呼び込みから登場し、各チームの熱いダンスパフォーマンスが披露された。過去最多30チームが参加し、オールジャンルのダンスを披露。タカサキステージの表彰では、10周年おめでとうの横断幕を掲げるなど元気いっぱいのチアダンスを披露した『MONSTERS』がベストパフォーマー賞を受賞し、副賞として高崎の特産品「高崎じまん」が贈られた。

◆会場が大声援に包まれたコンテストステージ

 1月の予選を勝ち抜いたキッズ部門・フリー部門の計20チームが本選に出場する、コンテストステージは、ブレイキンから始まり、多種多様なジャンルのダンスが披露された。例年、ハイレベルな争いが繰り広げられるコンテストステージで踊り終えたメンバーの姿には、達成感が満ち溢れていた。 ゲストショーケースでは、ゲストのHIRO10氏が登場。パリ五輪の会場を沸かせたパワームーブを披露し、出場者や観客を魅了した。

 大会最後は審査員と来場者の交流会が実施された。講評を聞いたり、写真撮影などに気さくに応じる審査員の姿に参加者は目を輝かせた。 

 表彰式では各審査員がキッズ・フリーの部それぞれで審査員賞を選定。さらに部門関係なく贈られる高崎市長賞には、『F-crown』が選ばれ、メンバーは涙を流し喜んだ。また、受賞者は、本大会ならではの贈呈品として、賞状や盾だけでなく、日本一の生産量を誇る高崎市の名物『だるま』の特製だるまや、だるまをモチーフとしたパネルなどが贈呈された。10周年を迎えたタカサキダンスフェスティバルは、大盛況のうちに幕を閉じた。

◆受賞チーム一覧◆
○高崎市長賞/F-crown
◯HIRO10賞/LRB★Cheer TwinklePlanets
○平沢和泉賞キッズ部門/Loco Moco・フリー部門/三丸大サーカス
○TERUYA賞キッズ部門/Petit Bijou・フリー部門/BEEBRO
○小笠原礼子賞キッズ部門/somesis・フリー部門/UNDEAD
○ベストパフォーマー賞/MONSTERS